先日、クライアントに依頼されて、その商品を用いて食育教室をするとしたら・・・・・。
教室内を5グループに分けてグループ毎にプレゼンするという授業がありました。
試食を用意するのは任意でしたが、全グループが準備をしていて、(プリントやスライドを見せた後に試食して貰う)お昼休み明けてからの試食だったのと、私たちのグループが一口サイズとはいえ玄米とカレーと唐揚げ用大豆肉を乗せた物だったのでかなりお腹一杯に。
私たちのグループが発表するのにあたってはクライアントを(勝手に)「T's たんたん」にして、レトルトのカレーを商品に使い、「肉食と健康」と「meat free Monday」を含めた構成にしました。
私が企画書作り、姫がプレゼンし、男子二人も書類の制作とカレーの盛り付けや配膳などを役割分担しました。
グループのみんなお肉は好きですが、この企画書読んで更に肉食が必要か否か理解を深めてくれました。
因みに、他のグループは[カゴメ]とか豆乳の[紀文]やシリアルの[カルビー]等のメーカーです。
ツールとして、T'sレストランのチラシ2枚を、私が作った印刷物(両面刷り5枚)に添付した物と、Loving hutさんにお願いしてヴィーガンレシピをクラスメイトと講師の分を頂き、プレゼンの後にセットにして配りました。
ヴィーガン・レシピは「どのお料理も普通と何も変わらないですよね」とビックリしていたのと、しっかりした本に大変喜んで頂きました。
Loving hutさんありがとうございました。
プリントには敢えて簡素化したグラフ等ではなく、資料として参考になるであろう次の内容を盛り込みました。
●ベジタリアンな有名人
●ポールマッカートニーが提唱する"ミート・フリー・マンデー"とは?
●「ベジマンデー」世界の動き
●お肉と健康「陸上動物を食べた場合・お魚を食べた場合、体内で起きる違いは」
●医学の重鎮たちも肉食の害を指摘!
●科学的根拠のない肉を食べるということ
スライドでは「T'sたんたん」の店内やメニューを紹介しました。
通常動物性食材で作るらーめんのスープの事や、レストランのメニューも通常なら何らかの動物性食材を用いています。
でも、T'sでは、どの商品にもそれらが不使用だという事。
現状の食事を見直して欲しいという事と、アレルギーや食事制限が必要とされる人にも食べることの出来るメニューだという事。
動物の肉や脂が人間の体内ではどうなるかそれらを踏まえ、改めて食を見直す切っ掛けにして欲しいという内容を伝えました。
お陰でこんな声を頂きました。
「ただ美味しければいいと思っていたし何も考えていなかった。直ぐにお肉を食べないという事は考えられないけど、週に一回食べないとかなら出来るし、食を見直す切っ掛けになった。ありがとう。」と言って貰えました。
更に「世界では既に随分前から取り組みがあるのに、何故日本では知られていないの?ミート・フリー・マンデーなんて初めて聞いた。」とか「ヴィーガンて言葉も今まで知らなかったし、最近の事?」等の質問もありました。
日本は大食い選手権とか、食べ放題のバイキングとか多い様に、小さい国にも関わらず食糧消費の一番多い国になりました。
その食糧も輸入されている訳ですから、輸出する側にすれば日本は、いいお客さんです。
流通は国と国との友好等も絡んでいるでしょう。
そんな食料消費国日本に暮らす日本人が、動物性食材の害に気付き、食べなくなったらどうなるか。
そして日本で動物性食材を用いた食品を扱っている企業の雇用はどうなるか。
私たちの健康や国その物の健康も利権が邪魔をしていることを、消費者が知らない現状はおかしいです。
知った上で、個々に選択したいし、して欲しいと回答しました。
とても納得していました。
まだまだ知られていない「meat free Monday」等の取り組みですが、Twitterやfacebook等インターネットが一般化して閉ざされた情報が日本人も知ることが出来るようになりました。
だから、ようやく広がってきている訳です。
いずれ各メーカーが高齢者向けに市場を広げると思いますが、ベジやヴィーガン食が、介護食にも適している事や、アレルギーを持つ方や食事制限の必要な方にも対応している事に気付き、ヴィーガン食品や冷食に視野を広げてくれる事を期待します。